北川一成さんは、私が勝手に師匠と思っている人です。(笑)
直接お逢いしたのは、平成25年~26年に代官山で開催された、北川一成の超デザイン塾に通った時です。
正直、周りの方も一流の方ばかり、緊張して、懇親会でひと言二言、お話しできたくらいのレベルです。
塾生は20名くらい、どの方も有名企業の社長・部長クラスの方。
サラリーマンの自分が本当にいてよい場所なのか?いつも思っていました。(笑)
でも、度胸だけが取り柄の私。
会場が小さいので講師が1m先で話をされている密着間の感じられる会場。毎回、堂々と講師の前に座り、話を近くで聴かせていただきました。
各回の講師は、内田洋行さん、北川一成さん、養老孟司さん、永井一正さん、喜多川フラムさん、伊東 豊雄さん、松山大耕さんでした。
私が当時興味があった事はデザインです。
デザインとは無から有を作り出すこと。
いつか世の中にオリジナルのものを想像したいという憧れを持っていた私は、デザインに限らず、世の中にいろいろなものを生み出すクリエイターの方達の発想やお話を聴いてみたかったのです。
北川さんは、今まで意識されてきたもの、言葉にできること、概念など理屈の世界と、感性、言葉にできないこと、無意識などの直感の世界が融合され創造されるものと話されています。
何か新しいものを生み出す時の発想。
今まで私は無いものを生み出すことに囚われていました。そして、そんなことは天才でないとできないことも理解しました。
でも、あるものを掛け合わせて生み出すことはできる。
その掛け合わせ方は、人それぞれ。
その人の経験や生き方、人間力で何を発想して生み出すか(掛け合わすか)の内容が違ってきます。
それぞれの講師の方達から学んだことは、人間力です。
人間力というのはうまく言葉にできませんが、それぞれの人が成功挫折を繰り返す中で、一つの道にたどり着くまでの経験が言葉にださなくても身体からエネルギーとして溢れている状態。
私も当時、私自身の人間力をあげるために、たくさんの経験をこれからもしていこう。更にいろいろな人の話を聴かせていただいたり、学んでいきたいと心に誓うきっかけをいただいたセミナーでした。
そのきっかけをいただいた北川さんを今でも師匠として尊敬しています。