ストレスという言葉を聞くと悪いイメージがありますが、実際は良きストレスもあります。
まとめてみたので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、どうぞ!
目次
【ポジティブストレスとは?】
ポジティブストレスとは何か?
お伝えする前に、まずストレスの定義は以下のとおりです。
ストレスとは、外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと。
その原因となる外的刺激(ストレッサー)とそれに対する私たちの心身の反応(ストレス反応)とを合わせてストレスと呼ばれることもある。 「厚生労働省のサイトを引用」
ストレスとは、外部からの刺激による反応です。
言い換えると、悪い刺激を受ければ「ネガティブストレス」、良い刺激を受ければ「ポジティブストレス」になります。
少し話がそれますが、2021年に逝去された日本の分子生物学者であり筑波大学名誉教授の村上和雄氏のお話に触れます。
2012年に上映されていた村上氏の映画「祈り~サムシンググレートとの対話~」では、心と遺伝子の活動には関係があり、ストレス等が身体の遺伝子のON、OFFに影響を与えているとのことです。
もちろん人間の身体は機械ではないので、デジタルの世界でいう0か1ではなく、スイッチが入ると遺伝子の活性化が0から10%、20%というように少しずつ上がっていったり、逆に下がっていったりする、アナログなイメージのON、OFFになります。
簡単に言うと、ポジティブの心は、遺伝子のONに影響を与えるということになります。
【恋愛は良いストレス?肌がきれいになる理由とは?】
脳は、もうひとりの自分として、身体の状態を常に監視しています。
セ〇ムさんが家のセキュリティーを見守ってくれる様に、脳は身体のセキュリティーを勝手に見ていてくれるのです。
例えば、何か良いストレスを受けて笑顔になった時、脳は身体の遺伝子スイッチをONにしてくれて、その結果、体内に良い影響(ホルモンの分泌等)を与える働きをしてくれます。
恋愛でも同じです、好きな相手と一緒にいるだけで良いストレスを受け、遺伝子がスイッチON。
よく恋愛で肌がきれいになると言われるのも、その影響のひとつです。
【ポジティブストレスを作るには?】
ポジティブストレスは、外部(誰か)から受けるだけではなく、誰かへ与えることもできます。
映画では、感情を電気で記録する実験についての話がありました。
それによると感情や思考は、エネルギーとして周辺の人にも影響を与えている様です。
まるで、身体がスピーカーの様な役割をして、感情や思考を音のない声として発するかのごとく、相手にエネルギーとして届いている様です。
言い換えると、相手への良い想い(感情)は、良いエネルギーとして(相手が意識するしないに関わらず)伝わるという事です。
それをサイレントボイス、もしくは祈りという言葉で表現する人もいます。
祈りが免疫に効果的に働くという人もいます。
たくさんの人の想い(祈り)が集まることで効果が増すようです。
言い換えると、より多くの人間が1つの事に意識を集中させ、同じ思いで祈りを発信していれば、祈りのパワーが強くなる(良い状態を作るエネルギーが増幅されて伝わる)ようです。
身近な事例を紹介します。
ある大手の企業の実話です。そこは、あるものを製造するために、いくつかの工場を持っています。
社長が祈りに興味をもち、ある実験をしました。
内容は、Aという工場のみに祈りを毎日続けることです。
その結果は、他の工場よりAの工場だけ生産性が向上したとの事でした。
そこで、Aはやめて、Bの工場だけ祈るようにしたそうです。すると、Aは元に戻り、Bだけが生産性が向上したそうです。
祈りの効果が発揮されたようです。
祈りと言うと、宗教的で不思議系の話に取られるかも知れませんが、あるものに集中して目をかけているとも言い換えれます。
アメリカなどでも、被災した場所へ大統領が行くのは、そこに国民の意識を集中させ注目させることで、物資やボランティアなどのエネルギーを現地により多く早く届ける役割があるように、何かに意識を置く(エネルギーを使う)ということが祈りと同じ様に、誰かにポジティブストレスを与えている事になるのです。
いろいろな祈りの実験が行われて効果も測定されている様なので、いつかまた調べてみたいと思います。
【まとめ】
- ポジティブストレスとは、良い刺激を受けた身体の反応のことです。
- ポジティブストレスは、外部(誰か)から受けるだけではなく、誰かへ与えることもできます。
- 祈りとは、誰か(何か)に意識を使うことです。
私は宗教学者ではありませんが、この記事は一般的な話としての立場から、祈りの一面性について書いたものです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。